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子育てをする上で、保育園に預けるか自宅保育にするかは、多くの家庭の悩みです。
この記事では少しでも自宅保育をすることに不安がある方、また今自宅保育中で育児に不安がある方のために、0歳~3歳きょうだい2人を自宅保育した私の話しや、自宅保育のメリット・デメリットと対策をお伝えしています。
後半ではすぐ実践できる自宅保育を楽しむためのポイント5つをまとめているので、参考になれば幸いです。
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自宅保育を楽しむためのコツを、経験者目線でお伝えしています
自宅保育は子どもにとってかわいそうなの?

結論からいうと自宅保育のよさも、保育園に預けるよさもあるので、どちらも子どもにとってかわいそうではありません。
働いているママが当たり前になっている今の時代では、保育園に入らず自宅でみている人の方が少ないですよね。
私も保育園等で毎日色んな遊びを通して成長していくまわりの子に比べて、自宅保育だと学びの機会が少なくかわいそうなのではないか…と思ってしまうこともありした。
「自宅保育で子どもがかわいそうかも・・」
と思いながら育児をしていると、どうしても気持ちがネガティブな方向にいってしまいますよね。
ですがそう思いあなたが自分を責めてしまうことが、あなたにとって一番よくないことなんです。あなたにとってよくないことなので、結果的に子どもにも影響を与えてしまいます。
24時間ずっと子どもといるのは精神的にキツい。
そう思ってしまうのは悪いことではなく、育児をしてれば何度も思うことでしょう。
大切なのは今あなたのおかれている状況を受け入れて、楽しんで育児することです。

自宅保育には自宅保育のよさがあります!
自宅保育のデメリットと対策

自宅保育のデメリットを紹介します。
母親が自分の時間がとりずらく負担が大きい
自宅保育だと母親が常に子どもと一緒にいるため、負担が大きいのは事実です。
しかし、「子どもの成長や発達を間近で見守ることができる」というやりがいも大きいです。
負担が大きいと思うのではなく、「自分のペースで子育てができる」とプラスにとらえればストレスを感じにくくなります。
- 保育士や助産師など、育児のプロに相談する
→プロが難しいなら身近な友人でも全然OK。大人と話すことが大事です - 育児グッズやサービスを利用する
→今は便利な育児グッズや時短グッズがたくさん出ているので活用しましょう - 他の自宅保育をしている母親と交流する
→人見知りならSNSでも全然OK。育児専用アカウントをつくるのがおすすめ
子どもが外遊びの機会が減り、運動神経が育ちにくい
自宅保育では、保育園や幼稚園に通っている子どもに比べて、外遊びの機会が少ないことは事実です。
ですが自宅保育でも子どもが外遊びをする機会をつくれば、子どもの運動神経を育むことができます。
- 公園や児童館に連れて行く、近所を散歩する、庭で遊ぶなど
→無理に毎日連れていく必要はありません。散歩でも子どもは楽しいです。 - 自宅でもボール遊びやトランポリン等、室内でできる運動遊びをする
→子どもでも安心のジャンピングボードが場所もとらずおすすめ
子どもが親と過ごす時間が長くなり、依存心が強くなる
自宅保育だと保育園に通っている子に比べ、親と過ごす時間が長くなるので子どもが親にべったりになりやすいです。
ですので子どもの依存心が強くなると思われがちですが、依存心は親と過ごす時間の長さだけではなく、親の育て方によっても影響を受けるといわれています。
もちろんその子の個性もありますが、例えば親が子どもの行動を過度に制限したり、子どもの意見を尊重しない育て方をしている場合、子どもは親に依存する傾向が強くなることが多いようです。
時間の長さ=依存心の強さではないことを覚えておきましょう。
自宅保育のメリット

自宅保育のメリットを紹介します。
親子で過ごす時間が長くなり、子どもの個性を伸ばしやすい
自宅保育は親子一緒にいる時間が長いので、親が子どもの興味があることを見つけやすく、伸ばしやすいメリットがあります。
・絵を描くのが好きなら、クレヨンや色鉛筆を用意して家で一緒におえかきする機会をふやす
・音楽が好きなら家で音楽を聴いたり、リトミックに通わせてみる
このように、親子で過ごす時間が長いことで、子どもの個性を伸ばすための環境をととのえられます。
子どもの病気のリスクが少ない
自宅保育だと集団生活をしていないので、風邪など病気のリスクが少ないのもメリットです。
うちの子は幼稚園に入る前は全然風邪を引かなかったので「丈夫な子なんだなぁ」と思ってたのですが、集団生活の中に入ったらアデノウイルスやらRSウイルスやら一通りの洗礼を浴びまくって「ウイルスこわい・・」となりました(汗)
ウイルスが蔓延しやすい時期はマスクをで予防するのが大事ですが、2歳~3歳くらいだとマスクを嫌がってしまうので予防も大変です。
個人的には自宅保育の最大のメリットは病気のリスクが少ないことだと感じています。
経済的負担が少ない
保育園等に入れると保育料が毎月かかりますが、自宅保育は当然かからないので経済的負担は少ないです。
3歳以上は保育料が無償化になりましたが、0歳~3歳未満の子どもの保育料は自治体や所得、子どもの人数によってもかわりますが、決してやすくはありません。
特に認可外保育園にいれるとかなりの高額になり、「保育園に預けるために働いているみたいで、これではなんのために働いているのかわからない」といった友人のグチも聞いたことがあります。
経済的負担が少ないのはもちろん、育児で大変な時に役所に頻繁に行かなくていいのもいいので精神的負担もへりますよ。

書類の山に書きまくる面倒な作業がないのはうれしいですね
自宅保育の子どもの個性を伸ばす3つの方法

自宅保育の子どもの個性を伸ばす方法を紹介します。
興味や関心を引き出す
子どもの個性を伸ばすためには、まず子どもの興味や関心を引き出すことが大切です。
子どもが興味を持っている分野を伸ばしてあげることで、子どもの自己肯定感を高められます。
- 一緒に絵本を読んだり、工作をしたりする
- 公園に行ってどんなことに関心を持っているのか探ってみる
- 体験イベントなどに行ってみる
自主性を尊重する
子どもの自主性を尊重することも大切です。子どもが自分で考え、行動することをうながすことで、こどもが主体性や創造性を発揮できます。
- 子どもが自分で遊び方を考えたり、服を選んだりできるようにしてあげる
- 子どもが失敗してもすぐにフォローせず、自分で解決できるように見守る
- どれもこれも「ダメ」ではなく選択肢をつくってあげる。言い方をかえてみる。

育児はとにかく待つことが大事。自分があれもこれもやってあげると子どもの自主性はなくなっていきます。

でも大人が精神的余裕がある時にしましょう。待つことは確かに大事ですが、余裕がないと言葉がきつくなってしまうことも。
個性を認めてあげる
子どもの個性を伸ばすためには、認めてあげることも大切です。子どもの個性を否定したり、比較したりするのではなく、ありのままを受け入れてあげましょう。
他の子どもと違うことをしても否定するのではなく、むしろ個性として受け入れてあげましょう。大人の当たり前が子どもにわからないのは当たり前です。
自宅保育では親が子どもの成長を間近で見守る時間が長いので、子どもの個性を伸ばしやすいです。子どもの興味や関心を積極的に見つけて伸ばしてあげましょう。
自宅保育を楽しむためのポイント5つ【すぐ実践できる】

自宅保育を楽しむためのポイントを5つまとめました。
親が休める時は休む
まずは親が休める時に休む。これにつきます。
私も前は子どもが寝てる時に色々家事をこなしてしまい、気がついたら子どもが起きて自分はまったく休めなかった・・といったことが多々ありました。
自分に余裕がある時はそれでもいいかもしれませんが、基本的に親は寝不足です。慢性的に寝不足だと精神的余裕がなくなり、自分にもまわりにも何もいいことはありません。
家事はできてなくても自分が元気ならどうにでもなります。
できればまとまった時間寝て欲しいですが、難しい場合は子どもが寝てる時は一緒に休みましょう。
食事はネットスーパーや宅配サービスなどを利用する
子どもが小さい時だけでいいので、ネットスーパーや宅配サービスを活用しましょう。
子連れでスーパーに行くだけでも、荷物も重いうえ子どもにも気を使い大変です。週に何日か宅配サービスを利用するだけでも、献立等考えずに栄養が豊富な食事がくるので精神的にだいぶ楽ですよ。

宅配は全国展開しているヨシケイのお試しがおすすめです

ネットスーパーを利用しない場合は週末にまとめ買いする、飲料系の物だけでも宅配にするだけでも違います。
行政のサービスを利用する
まずは近くの子育て支援センターや、児童ホームに行ってみましょう。
午前中は乳幼児が多いので行きやすいですし、「ここは〇歳までしか入れない部屋」と区切っている所が多いので安全です。児童ホームによって親子教室やバースデーイベントなどやっているので親子で楽しめますよ。
大人も同世代の子の親として育児の悩みを話したりできますし、子どもも同年代の子たちと交流することで、刺激をうけ言葉の発達にもつながります。
親子教室は募集期間決まっている場合が多いので、児童ホームのホームページをチェックしてみましょう。

私は周辺の児童ホームに4か所行ってみましたが、駐車場が有無や遊具の種類、混雑具合もバラバラでした。近くにあるならぜひ足を運んでみましょう。
他にも私が住んでいる自治体の例だとファミリー・サポート・センターという仕組みがありました。サポートセンターに仲介してもらい、支援を受けたい人とする人を引き合わせてもらう制度です。
各自治体独自のサービスもあるので、一度お住まいの役所のホームページをのぞいてみてくださいね。

産院でも産後ケアを行っているところや、ベビーマッサージのイベントがあるところもあります。
自宅での遊びを充実させる
児童ホームに行ったり公園で遊ぶのもいいですが、外にでるのはめんどくさい時もありますよね。
私もインドア派なので毎日外に行くのはつらいな・・と思っていました。
そういう時のために自宅での遊びを充実させておけば、家でも楽しく遊ばせてあげられます。
ですがあれもこれもとおもちゃをたくさん買ってあげると、気がついたら家中おもちゃだらけ・・ということになりかねません。
そういう時はおもちゃのサブスクをうまく活用してみましょう。おもちゃのサブスクは月額3,000円程度で月齢にあったおもちゃがくるサブスクサービス。
何社かおすすめはありますが、私が実際にやってみてよかったのは「イクプル」と「トイサブ」です。
イクプルは木製のおもちゃがメイン・トイサブは音や光で楽しむおもちゃが多いなどの特徴が違うので、自分にあったサービスを検討してみてくださいね。
- 折り紙、シール、画用紙等は100均などで用意する
- 小さいころのおもちゃは入れ替わりが激しいのでサブスクを活用する
他にもすべて室内で遊べる買ってよかったアンパンマンのおもちゃをまとめた記事もあるので参考にしてください。
子育て以外で趣味を見つける
子育てメインになるのは当たり前のことですが、できれば子育て以外で趣味を見つけるのをおすすめします。
私の場合は子どもが寝たあとにドラマをみることと、好きな俳優さんがいるのでいわゆる推し活をしていました。外に自由に出れる時間は少ないですが、読書、スポーツ観戦、編み物、刺繍、など家でできることは結構あります。
この機会にぜひ自分の視野をひろげてみてください。
自宅保育で0歳~3歳きょうだい2人を育てた話し(2学年差)

私が0歳~3歳のきょうだい2人を自宅保育した話しをお伝えします。
- 夫・私・娘(5歳年中)息子(2歳)の4人家族
- 夫は繁忙期は月の休みがほぼないワンオペ育児状態
SNSに救われた1人目育児
私が精神的にいちばん辛かったのは長女が1歳半まででした。
娘が寝ないことにより1年くらい夜通し寝ることがなかったので慢性的に睡眠不足になり、精神的にかなり不安定になりました。
具体的にいうとすぐ涙がでる、夫にあたりちらす等です。社会から孤立しているので誰とも話せず、子どもに優しくできない時期があり「子育て向いてないな」と毎日思っていました。
そんな時いちばん精神的な支えになったのはSNSとLINEです。
育児アカウントをつくり、同じくらいの子どもがいる人と繋がることにより、だいぶ精神的に楽になりました。また、LINEでコミュニティに入り夜中でもチャットのやりとりがある様子をみて「今がんばっているのは自分だけじゃない」と孤独から抜け出すことができました。
自宅保育をしている方、これからする予定の方はぜひX(旧Twitter)をおすすめします!

今までのアカウントでもいいですが、育児関連の情報収集のために専用のアカウントを作ると便利です。
イヤイヤ期プラス乳児の育児でふっきれた
そうこうしているうちに2人目を妊娠、出産し2人育児になり、メンタル的に図太くなりかなりふっきれました。
ご飯はネットスーパーや宅配をよく利用し、いい意味で自分が楽をすることを覚え育児が楽しいと思うこともふえました。
今思えば1人目の時からしておけばよかったことはたくさんあったのですが、「自分が頑張らないといけない」と気負いすぎ、甘えることができなかったんです。
自宅保育をする人もしない人にもいえることですが「便利グッズでもサービスでも、自分が楽になるために使えるものは使う」ことが育児を楽しむコツだと思います。

自宅保育は特に孤立しやすい環境。人でも物でも頼ることが大事です!
自宅保育はかわいそうではない!コツをつかんで楽しく育児しよう

今回は自宅保育をすることに不安がある方、また今自宅保育中で育児に不安がある方のために、自宅保育のメリット・デメリットと対策、自宅保育の子どもの個性の伸ばし方、自宅保育を楽しむための5つのポイントをお伝えしました。

少しでも参考になれば幸いです!